この記事の内容
◯個性とは、その集団の平均から外れる特性のこと
(正規分布の右や左に寄っている特性 = 個性)
○集団が大きいほど、自分の個性は埋もれやすい
○個性には量的個性と質的個性があり、量的個性を伸ばすことが大切
目次
①個性って何なの?
②それが個性になるかは母集団による
③量的個性と質的個性
【①個性って何なの?】
個性とは何なのか。自分なりに考察したことをまとめてみました。
結論から言うと、個性とは「自分が所属する集団の平均値から外れる特性」のことです。
(みんなと違ければ違うほど(平均から外れるほど)個性的)
例えば、適当な集団(100人ぐらい)にテストや体力測定をさせると、そのスコアはだいたい正規分布を示します。
この中で、正規分布の平均よりも右側にあるのが正の個性(長所)、左側にあるのが負の個性(短所)、です。
また、グラフの中で右側に寄れば寄るほど強い長所になり、左側に寄れば寄るほど強い短所になります。
・平均より右側 = 長所 → とても強い長所から弱い長所まである
・平均より左側 = 短所 → とても強い短所から弱い短所まである
英語が超できる、も個性。英語がまあまあできる、も個性。
運動が超できない、も個性。運動が少し苦手、も個性。
→ でも、超できる、超できない、の方が印象に残るし個性的。
→ なぜなら、超できる、や、超できない、人の方が数が少ないから。
【②それが個性になるかは母集団による】
個性の定義をもう一度
個性 = 「自分が所属する集団の平均値から外れる特性」
つまり、その特性が個性になるかは、自分が所属する集団(母集団)によるということです。
例)村の学校(40人の集団)で一番の秀才A君が、都会の進学校(500人の集団)へ行った。
A君の個性
→ 村という母集団の中では強い個性がある(A君は頭いいなぁ、A君は神童だ!)
しかし、都会の進学校に行くと
→ 自分と同じレベルの人間がゴロゴロいる
→ 頭が良い、という個性を失ってしまう(埋もれる)
この場合は、違うところで個性を出していくしかない(虫に詳しいとか、体力があるとか)
もう一例
個性的になりたいのであれば、自分が持っている能力を誰も持っていない所に行く、というのも手。
→ 誰もSNSに詳しくない会社に入社して、自分がSNS担当として活躍する とか
→ 限界集落に移住して、自分のセールスマン時代のスキルで村の特産品を売る とか
(冴えない自分だったけど、会社や村を変えました!、って小説とか映画とか多いイメージ)
(大海の中では埋もれてしまうけど、井の中では活躍できます、ということ。嫌な言い方ですけどね。)
【③量的個性と質的個性】
個性には量的個性と質的個性がある。
量的個性 = 正規分布で表せるもの(数値化できる)
質的個性 = イエス、ノー、でしか表せないもの(数値化できない)
※量的個性は長所や短所になるが、質的個性は長所や短所にならない
量的個性の方が頑強で失われづらい。
→ 個性が欲しい場合、量的個性を少しずつ伸ばしていく方が良い。
個性が欲しい、という人は、自分の好きなこと(続けられること)を考えて、それを続けていくのが
個性を得るための唯一の方法だと思っています。
何もしてなかったけど、ある日突然、個性的になっていた、みたいなことは起きないですしね。
以上、個人的に個性について考えたことでした。
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