大人とは何なのか考えてみました。
目次
①大人の定義は様々
②人間的大人
③責任を果たす、についてもう少し詳しく
④若造は大人じゃない?経験の豊富さが大人の条件?
⑤究極的には全ての条件を満たす人が大人
①大人の定義は様々
大人の定義はいろいろあって、人によって指しているものが違ったりします。
以下に色々な大人の定義を書いていきます。
・生物的大人 … 子供が作れるようになったら(次世代が残せるようになったら)大人
・法律的大人 … 20歳(18歳)になったら大人
・社会的大人 … 社会の一員として働いていれば大人
ここら辺が大人の定義かなーと思いますが、年齢が上で社会で働いていても「こいつほんとに大人かよ」って人もいるかと思います。
個人的にしっくりくる大人の定義は下記の「人間的大人」です。
・人間的大人 … 人として大人だなー、って思われる人は大人
⇒ 今回はこれについて考えたい
②人間的大人
人間的大人
⇒ これは何かというと、「責任を果たすことができる人間」のことです
(責任を果たすことができる人間のことは、人として大人だなーって思います)
責任の定義は下記のとおりです。
責任 … (1)立場上、当然負わなければならない任務や義務
(2)自分のした事の結果について責めを負うこと weblio辞書より
(1)は例えば、親や夫(パートナー)としての義務
⇒ 子どもの面倒を見る、家庭を一緒に守る、という義務が満たせない人間は大人とは言えないと思います。
例)子どもなんて欲しくなかった!俺は面倒見ないからな!
家庭のこととかよくわかんないよ。君が全部やってよ!
⇒ みたいなことを言われると、うわぁー子どもだなー、って思う
(2)は例えば、会社や家庭での失敗
⇒ 失敗した責任から逃げてしまうのは、子どもっぽい
例)自分が代表のプロジェクトが失敗してしまった
⇒ 大人 :本件の責任は私にあります。部下の処分はおやめください
子ども:失敗は君のせいだ!私は知らないからな!
僕知らないもん! が子ども
私の責任です が大人 ということ。
結論として「きちんと責任を果たせる人」が人間的大人だと思います。
③責任を果たす、についてもう少し詳しく
責任とは、(1)自分の義務を果たせること、(2)失敗した際にその責任を取ること。
(2)責任を取るについては、もう少し細かい話をしたいです。
(どうすれば責任を取ったことになるのかについて)
例えば、ものを壊してしまった時
弁償するし、お金も多めに出すからごちゃごちゃ言うな!って人はあまり大人に感じません
⇒ これはなぜか?
それは責任を取り切れていないからだと思います
ものを壊してしまった時には、金銭的な損害 と 精神的な損害 を与えていると考えられます。
責任を取るためには、この2つについて保証しなければなりません。
精神的な損害とは、下記のようなものです(金銭的な損害は分かりやすいので割愛)。
精神的な損害 → これを直すためにいろんなところに連絡しないとなー(気が重いわ)
〇〇さんからもらった大切なものだったのに(悲しい)
頑張って買ったの新車だったのにどうすんだよ!(怒り) など
ものを壊した責任を取るためには、金銭的な損害以外にこういった精神的な損害も保証する必要があります。
要するに十分な謝罪や対応をすることで、相手の気持ちを鎮めてあげる必要があるということです。
お金だけ渡して、十分な謝罪をしない、ということは金銭的な補償はしているが、精神的な補償はしていない、ということになります。
つまり、十分な責任を取れていません。
そのため何かものを壊した時に、お金を出すからごちゃごちゃ言うな!、と言う人はあまり大人に感じないわけです(お金もった子どもだなーという印象)
④若造は大人じゃない?経験の豊富さが大人の条件?
大人の条件として、経験の豊富さやそれに基づく深い思想は必要か?ということについて。
(ダンディーなおじさんや経験豊富な女性のみが大人なのか?)
個人的にはそれがなかったとしても、自身の行動や言動についてきちんと責任を果たしていれば大人(一人前)だなー、って思います。
→ 例えば、ヤンキー上がりの若いパパ(19歳とか)であっても、家族のために一生懸命働いて責任を果たしていれば、大人だなーって感じると思います。
若くてまだまだ頼りないところがあったとしても、大人であることはできると思う
⇒ やはり、責任を果たせるか、が大人かどうかの争点なのかと
⑤究極的には全ての条件を満たす人が大人
ここまで人間的大人についていろいろ書いてきましたが、究極的には大人の条件を全て満たす人が大人なのかと思います。
・生物的大人 … 子供が作れるようになったら(次世代が残せるようになったら)大人
・法律的大人 … 20歳(18歳)になったら大人
・社会的大人 … 社会の一員として働いていれば大人
・人間的大人 … 責任を果たすことができれば大人
⇒ これらの条件を全て満たす人が大人。
→ めちゃめちゃ稼いでいる高校生で人間的に成熟していても(生物的、社会的、人間的要素はOK)、18歳未満であれば、しっかりした子どもだな、って思うはず(大人だとは思わない)
→ 年齢も40ぐらいだし責任能力もあるけど(生物的、法律的、人間的要素はOK)、全く働いたことがない(親の金で生きてきた)、という人を大人だなぁ、って思わないはず
大人であるための重要な要素は「人間的大人」の要素だと思いますが、その他の要素も重要であるということです。
以上、大人とは何か、について考えてみたことでした。
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